明の崇禎帝の琉球国王冊封勅諭を公開 中国との悠久の交流史を示す
日本語 | 2025-12-17 09:29:44
杨雨婷来源:CRI
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遼寧省大連市にある旅順博物館はこのほど、明朝の崇禎帝が琉球国王を冊封した勅諭を公開しました。琉球の歴史と現状に関する幅広い関心を呼んでいます。

公開された勅諭は紙製で、長さ172センチ、幅55センチです。紙は黄色く厚手で硬質であり、周囲には金色の雲龍文様の縁取りが施されています。書体は楷書で、全44行です。
勅諭には、「皇帝(明朝崇禎帝)、琉球国王の世子尚豊に勅諭す。奏を得たり。なんじの父王尚寧、泰昌元年九月十九日に薨去せり。(そなたは)世子たり。理(ことわり)として承襲(継承)すべし。特に戸科右給事中(査察使)杜三策と行人司司正(儀礼担当官)楊掄を遣わし、なんじを琉球国中山王に封じる……」といった内容が記されており、中山王と王妃に下賜した服、羅紗、白いじゅうたん、絹布などの物品の種類とその数量が詳細に列挙されています。
史料によれば、明王朝による琉球国王への冊封は計15回行われ、崇禎年間の冊封が最後です。次の王朝である清王朝も基本的に明の制度を踏襲し、琉球への冊封を続けました。
大連海事大学の呉玉紅教授は12月15日、取材に対して「この史料は中国と琉球の公式往来の記録であり、中琉関係に悠久な歴史があることを裏付けるものだ」と説明しました。(Yan、鈴木)
责任编辑:杨雨婷
