伝統民俗芸能行事の「社火」を継承する中国の「Z世代」

日本語 |  2026-03-16 14:39:45

杨雨婷来源:人民網日本語版

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 山西省運城市新絳県三泉鎮白村では今月3日早朝、「00後(2000年以降生まれ)」の若者・周宇諾さんが鏡を見ながら顔に臉譜(隈取)を施し、「以前は、古代の土地神を祀る儀式に由来する行事『社火』は時代遅れと思っていた。でも、今は最高の中国式ロマンだと思う」と感慨深げに語った。今年の春節(旧正月、今年は2月17日)期間中、周さんは村の「社火」パフォーマンスチームに加入した。中国新聞網が伝えた。

 春節に合わせた2月15日から23日までの連休中、たくさんの若者が周さんのように、顔に臉譜を施して、「高蹺」(高足踊り)などを披露し、「社火」チームの主力として活躍した。ソーシャルメディアでは、「若者たちが『社火』を継承」が話題となっている。

 中国で1千年以上の歴史を誇る「社火」は、一種の伝統民俗芸能の行事で、民族舞踊「秧歌(ヤンコ踊り)」や「高蹺」、船の衣装で踊る「跑旱船」などが行われる。民間の「社火」は2006年、中国の国家級無形文化遺産の代表性項目に登録された。

3月3日、山西省運城市で開かれた伝統民俗芸能の行事「社火」でパフォーマンスを披露する若者たち(撮影・于潔)。

 中国の国力が総合的に増強され、文化に対する自信が広く提唱されていくにつれ、インターネット時代に成長した「Z世代」は、「中国風」や「国潮」(中国の伝統要素を取り入れたおしゃれな国産品のトレンド)に対して、自然と好感を抱くようになっている。

 世界観光機関(UNWTO)の専門家・賈雲峰氏は取材に対して、「今の世代の若者は、文化消費者として伝統的な民俗行事に積極的に関わっている。彼らは『社火』のパフォーマンスを『没入型伝統文化体験』と見なし、そこに楽しみや社交の場としての価値を見出している」との見方を示す。

3月3日、山西省運城市で「高蹺」のパフォーマンスを披露する「00後」の佟宇軒さん(写真前列一番左、撮影・範麗芳)。

 広東省汕頭市では、2003年生まれの鄭浩彬さんが、女性の「英歌」チームを結成し、国家級無形文化遺産代表性項目の伝統舞踊「英歌舞」にアレンジを加え、そこに巧みに武術を織り交ぜたパフォーマンス「龍鳳呈祥」を披露して、高く評価されるようになっている。そんな周さんは、「歴史ある伝統技術のバトンを受け取って、未来へとつなぎたい。私たちは若者のスタイルで、それが生き続けるようにし、人気を高めたい」としている。(編集KN)

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