中国の若者の間でバードウォッチングがトレンドとなっているワケは?

日本語 |  2026-05-15 10:13:50

杨雨婷来源:人民網日本語版

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 春と夏の季節の変わり目は、鳥たちがパートナーを探し、繁殖するシーズンとなる。この頃になると、都市公園では、望遠鏡や本格的な一眼レフカメラを手にしたバードウォッチャーを目にすることができる。そして、今では、ますます多くの若者がその「仲間入り」をするようになっているという、新たな変化も生じている。あるソーシャルメディアの「バードウォッチング」関連トピックの閲覧数はすでに9億1000万回に達し、900万件近くのメッセージがやり取りされている。このようにバードウォッチングは今、中国の若者の間で新たなトレンドとなっている。

 若者が「鳥」を追いかけるようになっているワケは?

 その主な原因は、若者たちは自然に触れ、鳥を観察しているうちに、ストレスを解消でき、心身を癒すのにうってつけのバードウォッチングに魅了されるようになっているからだ。

 研究によると、鳥類から得られる視覚や聴覚への刺激は不安な気持ちを改善したり、美的快楽をより享受したりすることができるほか、鳥類が増えると、都市に住む人々のメンタルが原因の病気の有病率を下げることができるとしている。

 バードウォッチングが人気となっているのは、さまざまな外部の要因が後押しとなっていることも関係している。

 例えば、各地ではバードウォッチング協会が次々と発足し、初心者ガイドや交流プラットフォームが提供されるようになっている。また、ソーシャルメディアを通して、バードウォッチング関連のコンテンツがどんどん広がり、バードウォッチングをテーマにした活動などもPRされ、以前なら一部の人の間だけで人気だったバードウォッチングが大衆的なレクリエーションとなり、その輪が広がっている。さらに、撮影機材やバードウォッチングに必要な道具もどんどん軽量化して価格もリーズナブルになり、入門のハードルが下がっている。そして、公益性を備えたショート動画を撮影したり、自然観察イベントに参加するようになったりする有名人も増えている。こうした多くの要素が重なり、バードウォッチャーが激増している。

 バードウォッチングは単なるレクリエーションにとどまらず、中国の生物多様性保全事業に新たな活力を注入し続けていることは注目に値する。

 鳥類は広い範囲に分布し、移動距離も非常に長いため、調査の難度が非常に高い。そして、科学研究機関や保護機関の関係者だけでは、研究を効率的に進めていくことは難しい。そんな中、中国では大勢のバードウォッチャーが、市民科学という形で、各種保護活動に積極的に参加するようになっている。

 若者が鳥を追いかけて自然に足を踏み入れるようになっている背後には、その美的理念の変化、ライフスタイルの向上、さらには生態系保全の意識の高まりもある。バードウォッチャーが増え、自然について理解する人が増えると、社会において自発的に自然を守る人もますます増えていくことになるだろう。(編集KN)

责任编辑:杨雨婷