世界初の症例 ジャイアントパンダ「ベイシア」の歯列矯正に成功
日本語 | 2026-09-22 10:08:41
杨雨婷来源:CRI
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四川大学華西口腔病院はこのほど、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地と共同で、子どもの顎の成長期に歯列矯正をおこなう「成長改善」の理念を運用し、人工飼育下の亜成年体で下顎非対称のジャイアントパンダ「北侠(ベイシア)」に対して、機能矯正治療を世界で初めて成功させました。
ジャイアントパンダの「ベイシア」
今年4歳になる「ベイシア」は、2022年の生後間もないころ、十分な育児経験のない母親にくわえられた力が適切でなかったため、左前肢の手首と下顎の骨に重傷を負いました。左前肢の虚血性壊死が不可逆だったため、生後24時間もたたないうちに切断手術を受けました。切断後の歩き方の変化と早期の顎骨損傷の影響も重なり、「ベイシア」の顎成長のバランスは崩れてしまいました。
医療チームは「ベイシア」のために特別な矯正具を設計し、下顎の偏位を矯正しました。矯正器具を装着した初期には、飼育員が24時間見守り、授乳するたびに矯正具のゴムバンドを外し、飲み終わったらまたすぐに装着し直し、ゴムバンドが外れて誤飲されないよう厳重に注意していました。また、獣医チームは正常な成長を確保するため、栄養管理も同時におこないました。診療開始から約半年後に再検査したところ、「ベイシア」の下顎のゆがみは基本的に矯正され、吸い出す力の吸啜(きゅうてつ)、そしゃく、嚥下(えんげ)などの機能は正常に回復し、支抗(アンカー)として使われた歯もぐらつきがないことが分かりました。
四川省成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地の都江堰パンダ谷で現在生活している「ベイシア」は、採食機能に全く支障がなく、本来の明るい性格を取り戻しています。(ZHL、榊原)
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